QRコードをプロモーションに活用しよう!成功事例を解説します

マーケティング

今や、見かけない日はないとも言えるほど身近になったQRコード。

街中に掲示されたポスターやレジでの電子マネー決済の際など、自分自身の生活を思い返してみても、QRコードを使っているシーンが多いのではないでしょうか。

誰にとっても身近なQRコードだからこそ、キャンペーンなどのマーケティング施策との相性も抜群です。

本記事を参考に、QRコードを活用した自社のプロモーションを考えてみましょう。

*QRコードはデンソーウェーブの登録商標です

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QRコードの仕組みと特徴

そもそもQRコードとはどんなものでしょうか。

「QR」は、「Quick Response」の略です。QRコードは黒と白の2色でできた二次元コードで、スマートフォンのカメラなどで読み取ると即座にインターネットに接続し、Webサイトなどの情報を表示することができます。

QRコードは、実は日本で誕生したものです。1990年代にデンソーウェーブ株式会社が開発しました。

開発当初は自動車工場で部品の生産管理のために活用されていました。それが一般にも広まり、スマートフォンやSNS、新しい決済技術の普及に伴って、現在もより一層身近なものとなっています。

特徴①多くの情報を入れられる

二次元コードには、QRコード以外にも白黒の線のみで形成されるバーコードがありますが、バーコードよりもQRコードの方が圧倒的に多くの情報を盛り込むことができます。

バーコードは縦棒のみなので盛り込める情報も少なく、数字で13文字程度の情報しか保有できません。一方でQRコードはドット模様なので、縦・横の2方向で情報を持つことができます。

QRコードはバーコードの約200倍ものデータを持つことができると言われており、盛り込む情報量が多くなればなるほどQRコードも大きく複雑になります。

特徴②誰でも簡単に読み取れる

QRコードはその仕様が公開されており、ISO規格という取引をスムーズにするための世界標準の基準にも追加されています。

その結果、特別な機器がなくてもスマートフォンのカメラやアプリで読み取ることができるようになり、世界中の人に広く使われるようになりました。

QRコードの作成方法

QRコードの読み取りと同様、作成も簡単に行うことができます。

まず、QRコード作成ができる無料のサイトにアクセスしましょう。そこでQRコードを読み取って表示したいサイトのURLなどの必要な情報を入力するだけで、QRコードをすぐに作成できます。

白と黒の2色だけでなく好きな色を選択できたり、QRコードの周りを文字で囲ったりといったアレンジができるサイトもあります。

QRコードの活用事例

では実際に、QRコードをどのようにマーケティングに活用することができるのでしょうか。実際の事例も交えて、活用方法をご紹介します。

キャンペーンに活用する

QRコードの読み取りによってキャンペーンサイトを訪れてもらう活用方法です。

QRコードは簡単に読み取れる手軽さがメリットなので、参加や応募が気軽にできる内容のキャンペーンとの相性がいいです。

例えば、世界的コーヒーチェーンのスターバックスは、さまざまなキャンペーンにQRコードを活用しています。

特徴的な事例は、2020年、2021年に期間限定で実施された、QRコードを読み取ると店舗でお花見体験ができるというものです。

QRコードを読み取ると、スマートフォンのカメラで映している店内に、桜の木や花びらが出現し、お花見気分を味わえるようになっています。

出典:スターバックスジャパン

3Dの映像体験や、レジの待ち時間など、ちょっとした休憩時間に手軽に参加することで、大きな話題を呼びました。Instagram上では「#スターバックスさくら」の投稿が5,000件以上アップされているように、SNS上の口コミも多く発生しています。

来店者増加や期間限定ドリンクの売上増加といった実際の成果につながるキャンペーンの一例です。

ほかにもQRコードを読み取ることで、キャンペーンの応募サイトに移行したり、ガチャ・抽選などでお客さんが楽しめる仕掛けを組み込むなど、さまざまなキャンペーンへの活用方法が挙げられます。

アンケート調査に活用する

お客様の声を把握することは、マーケティング活動の第一歩です。商品やサービスの改善にも役立てることができます。

手軽にサイトへのアクセスを促すことができるQRコードは、レビューやアンケートなど、お客様の声を集めるの適しています。

今回も、スターバックスのQRコード活用事例をご紹介します。

QRコードを読み取るとブレンドの人気投票サイトが表示され、自分のお気に入りブレンドに投票ができるようになっています。このサイトは投票ができるだけの簡素なものではなく、コーヒーに関する豆知識の動画を見られるといったファンが喜ぶ工夫もされています。

人気商品を把握できるという企業側のメリットだけでなく、消費者側もレジに並んでいるちょっとした時間で楽しく参加できるメリットがあります。

ほかにも、ECサイトの場合には、商品にQRコードつきのショップカードを同梱することで効果的にレビューを集めることができます。

セミナーやイベントで、投影資料の最後にアンケートフォームのQRコードを載せて参加者に満足度や感想を回答してもらうといった活用方法もあります。

リピーター獲得に活用する

お客さんにもう一度来店してもらうためには、顧客と接点を持ち続けることが必要です。

その際に有効なのが、公式LINEや公式アプリです。限定クーポンやお知らせの配信、来店や購入でポイントが貯まる仕組みを活用することで、次の来店や購入を促すことができます。

お会計レジの横や飲食店のテーブルに、公式LINEやアプリのQRコードが掲示されているのをよく見かけますよね。

ECサイトであれば、商品お届け時にQRコードが記載されたショップカードを同梱する方法も有効です。

ただ友達追加やアプリダウンロードを促しても、顧客にとってメリットが感じられないとQRコードを読み取ってもらえません。

QRコードを設置するだけではなく、LINE友達やアプリユーザー限定のお知らせや特典があることをアピールしたり、「友達追加でドリンク1杯無料」などの分かりやすいメリットを提示することが重要です。

QRコードの効果測定

「QRコードからのサイト訪問数ってどうやって測るんだろう?」

「チラシやDMなどの紙媒体は効果測定が難しい・・・」

このような疑問や悩みを持ったことはありませんか。

QRコードの効果測定は、Google Analyticsというツールを使用することでできます。

QRコードを載せて終わりではなく、しっかり効果測定をすることで施策の分析や改善につなげましょう。

以下の手順で効果測定を行います。

  • ①パラメータ付きURLを生成する
  • ②QRコードを作成し施策を実行する
  • ③Google Analyticsでアクセスを解析する

①パラメータ付きURLの生成

パラメータとは、URLの末尾に追加する文字列のことで、ユーザーがサイトにアクセスした経路を判別するために付け加えるものです。

これはGoogleが提供しているパラメータ付きURL生成ツールを使って簡単に作成できます。

②QRコードの作成

①で作成したパラメータ付きURLを、QRコード作成ツール上でQRコードに変換します。

③アクセス解析

Google Analytics上で、セッションや直帰率、コンバージョン率などさまざまなデータを確認することができます。

画面左側のメニューの「集客」「すべてのトラフィック」「参照元/メディア」という部分から、QRコード経由のデータを確認できます。

QRコード利用の際の注意点

最後に、実際にQRコードを活用する際に注意するべき4つのポイントを解説します。

読み取りやすくする

大前提として、QRコードは読み取りができないと意味がありません。

小さすぎたり、解像度が低かったり、印刷が欠けていたりといった理由で読み取れないことがないように、ある程度の大きさや鮮明さを担保しましょう。

読み取りたくなる工夫をする

ただQRコードを掲示したり、QRコードを記載した印刷物を配るだけでは読み取ってもらえません。顧客がつい読み取りたくなるような工夫をすることが重要です。

「QRコードからLINEの友達追加をしたらクーポンがもらえる」など、分かりやすいインセンティブをつける方法は有効です。

インセンティブ以外にも「QRコードのデザインを目立たせる」という方法があります。

背景にイラストや写真を取り入れた「デザインQRコード」を作ることができるサイトもあるので、QRコードを掲載する媒体に合うデザインにするのもいいでしょう。

出典:コムデザ(東洋美術印刷株式会社)

移行先のサイトを充実させる

せっかくQRコードを読み取っても、ジャンプ先のサイトが使いづらく魅力がなければ、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。それではQRコードを作成した意味がありません。

QRコードを読み取ってサイトが表示された瞬間に、なんのサイトなのか、ユーザーはどんなアクションを取ればいいのかが直感的に把握できるような設計とデザインを心がけましょう。

効果測定ができるように設定をする

遷移先となるサイトの制作や、QRコードを掲載する印刷物の制作には、費用がかかっています。

にもかかわらず、ただ施策を実行するだけでは、それだけの費用をかけた意味があったのかどうか判断ができません。

そのような”お金の無駄遣い”を避け、次の施策改善に活かすためにも、前章で解説した方法で効果測定の設定を必ず行いましょう。

QRコードを使ったプロモーションは、あけぼの印刷社にご相談ください

QRコードは、誰でも気軽に読み取れて一瞬でサイトにアクセスできるため、マーケティングのさまざまな場面で活用することができます。

とはいえ、

「たくさんの人に参加してもらえる面白い企画ってどうやって考えるの?」

「魅力的な移行先のサイトの作り方がわからない・・・」

といったように、実際に施策の運用を行うまでは、いくつもの壁にぶつかることもあるでしょう。

そんなときは、あけぼの印刷社にご相談ください。

マーケティング施策の企画、実行、データに基づく改善まで、多くの企業様のサポート実績がございます。

QRコードを上手く活用して、売上UPやリピーター獲得を一緒に目指しましょう。

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あけぼの印刷社では、Web広告の運用だけでなく企画・実行・分析までの一連の流れを代行するWebマーケティング支援を行っています。

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