【事例付き】印刷会社が考える展示会のパネルの作り方!

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多数の企業が一堂に会する展示会で、自社の商品・サービスを効果的にアピールするには、展示パネルの作り方が重要なポイントとなります。

展示会の準備を進める中「パネルの作り方のコツを知りたい」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。展示パネルを作る際は、事前のターゲット決めやパネルサイズの選定などコツがいくつかあるため、事前に把握しておくことが大切です。

そこで今回は、1946年の創業から印刷に携わる「あけぼの印刷社」が、展示会パネルを設置する目的を解説した上で、展示会パネルの作り方のコツを紹介します。さらに、販促コストの削減効果も見込める「差し替え式」の展示会パネルデザイン例も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ちなみに、東京ビックサイトで開催された「第14回 販促EXPO 夏」へあけぼの印刷社が出展した模様は、以下のTwitterリンクよりご覧いただけます。

*展示会で使用した「販促ロス」はあけぼの印刷社の登録商標です。

展示会パネル設置の目的は「足を止めてもらうこと」

そもそも展示会でパネルを設置する大きな目的は、来場者の足を止めて、最終的には商品やサービスの説明、個別ヒアリングへとつなげることにあります。

つまり、来場者の興味を引くような展示会パネルを作成して、ブースの中へと誘導するきっかけを作らなければならないのです。

そのため、展示会パネルは足を止めてもらうための「大見出し」ともいえます。大見出しとしての機能を最大化させるには、展示会パネルで訴求する商品やサービスの特徴、導入後のメリットが、端的に伝わるように作成することが大切です。

例えば、展示会パネルで「商品の機能」について記載しておけば、来場者からは「この機能は、どういう風に使いますか?」などの質問が飛んでくるでしょう。

このように、集客効果の高い展示会パネルを設置することで、スムーズなコミュニケーションを実現しやすくなります。

展示会パネルの作り方のコツ

続いて、展示会パネルを作る際のコツを4つ紹介します。

展示会パネルを見てもらうターゲットを決め

展示会パネルを作る上で、まずはターゲットを決めておくことが重要です。というのも、ターゲットの性別や年齢層、家族構成などを想定しておくことで、ターゲットの特性に合わせたパネルへと表示形式を変えられるためです。

自社の強みを明確にできるため、展示会の集客導線にも良い効果をもたらすでしょう。なお、展示する商品・サービスによって違いはありますが、一般的に展示商材は数を絞り込むことで、ターゲットに対する訴求効果を高められます。

差し替え式パネルを活用する

展示パネルの形式を「差し替え式」にすれば、展示する商品・サービスの変更にスムーズに対応できます。差し替え式とは、マジックテープを使った一部パネルの取り外しや、チラシ・レシピ差し込み用のクリアファイルの着脱などが可能なパネルです。

例えば、従来のパネルで、展示する商品・サービスの内容を変えたい場合は、パネル自体を交換しなければなりません。展示会で紹介する商品・サービスの数だけパネルを用意するとなると、販促コストも相応に生じます。

一方、差し替え式パネルであれば、パネルの土台は変えることなく、訴求したい商品・サービスに合わせて、さまざまなパネルやチラシを掲載可能です。パネルの土台は、次回以降の展示会にも利用可能なため、販促コストの削減効果も見込めるでしょう。

目を引くパネルサイズにする

来場者の目を引くパネルサイズに設定することも大切なポイントです。展示会パネルで採用されやすいサイズは、A1サイズ(594mm×841mm)のパネルです。

また、購買客の目にとまりやすい「ゴールデンゾーン」は75cm〜135cmの高さとされているため、展示パネルの訴求部分がその目線の範囲に収まるように配置すると良いでしょう。
ただし、複数のパネルを貼り合わせる場合は、目立つ継ぎ目ができたり、文字がずれたりしないように十分注意して作業する必要があります。

実際のパネル設置はどのように行うのか、あけぼの印刷社が撮影したタイムラプス動画もぜひ参考にしてみてください。

https://twitter.com/AkebonoPrint/status/1544269184439242752

イラストは全体の配色とターゲットに合わせて展示会パネルを作成

展示パネルにイラストを入れる場合は、パネル全体の配色やターゲットに合わせることがコツです。その際、色相を体系的に表した「色相環」を用いることで、展示パネルとしての統一性やテーマ性を持たせやすくなります。

例えば、ドミナントカラー(類似色相配色)という方法を取る場合、橙色や黄色、緑色など色相環上で隣り合うカラーを組み合わせるため、イラストとパネルにまとまりを出せます。

あけぼの印刷が展示会で使用した「側面パネル」のデザイン例

ここからは、あけぼの印刷社が実際に展示会で使った「側面パネル」を紹介します。デザインのコツなども併せてお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

こちらの側面パネルでは、あけぼの印刷のメインカラーである「青色」を多く使うことで、

キャッチコピーの白い文字が目立つようにしています。

上記のイラストは、デザイナーが展示会パネルを作成する前のイラスト図となります。「販促ロス」というあえて馴染みのない言葉を大きく見せることで、来場者に「問題提起」を行なっています。

また、文字は直近のトレンドである「SDGs」を意識して、カラフルにしています。

まとめ

展示会パネルの目的は、来場者の興味を引き、商品・サービスの説明や個別ヒアリングへつなげることにあります。

訴求効果の高いパネルを作るためにも、ターゲットに沿ったパネルデザインや、ゴールデンゾーンを狙いやすいパネルサイズ選定などを行うことが重要です。

また、展示パネルとして差し替え式のものを使えば、商品・サービスの訴求内容に合わせてスムーズに展示内容を変えられる上、販促コストを削減する効果も見込めるでしょう。

あけぼの印刷社では、お客様の業態やターゲットをヒアリングした上での、オリジナルのパネル制作に対応しております。

また、展示会で必要なパンフレットやチラシ、ノベルティ制作なども一括で対応可能なため、自社ブランドのイメージに統一感を持たせたまま、展示会準備を効率的に行えます。

展示会に向けて準備を進めているという方は、ぜひあけぼの印刷社までお気軽にご相談ください。


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