展示会で集客をするために!展示ブースのデザインで意識したい6つのポイントを解説します

デザイン

「集客効果の高い展示ブースを作りたい」「初めて展示会に出展するけど、レイアウトやデザインをどうしたらよいか分からない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

展示会は出展企業が自社の商品・サービスを来場者に紹介し、顧客を獲得できる機会です。

来場者は展示会ごとのテーマに合ったニーズを持っているため、来場者の目を引く展示ブースを用意することが、新規顧客の獲得につながります。

そこで、本記事では展示会ブースを作る上で重要な6つのポイントをご紹介します。

①展示ブースの場所にあわせたデザインをつくる

展示ブースのデザインを作る時にまず考えなければならないことは、展示会場全体の中で自社の展示ブースがどこに位置しているかということです。

場所により自社の展示ブースの最適なデザインは変わります。

展示ブースの場所にあわせたデザインをつくる上で、重要な2つのポイントをご紹介します。

出入り口と自社の展示ブースの位置を確認する

出入り口と自社の展示ブースの位置関係の確認は必須です。出入り口付近の展示ブースは多くの来場者の目に留まりやすく、出入り口から遠い展示ブースは来場者の目に留まりにくくなります。

出展ブースが出入り口から遠い場合は、デザインに目立つ色を利用したり、大きな文字の看板を使用するなど、目立つ工夫をする必要があります。目立ちやすい色とされている赤や黄色などの暖色系を取り入れてみるとよいでしょう。

来場者は展示会場内のどこを通るかを考える

来場者が展示会場内のどこを通るのかを考えましょう。消費者行動心理では「左回りの法則」と呼ばれるものがあります。人が自然に動く経路は左回り、つまり反時計回りとなるという法則です。

来場者が展示会場を左回りで移動した場合、自社の展示ブースに来るのは最初の方もしくは最後の方どちらでしょうか。来場者は最初の方に展示ブースに来るなら、まず立ち寄ってもらうために色や文字の大きさで目立たせることが重要になります。最後の方なら、来場者は既に他社の商品・サービスの情報を持っているため、他社とは違うメリットを訴求することが求められます。

また、メイン通路と自社ブースの位置関係を把握してデザインを決めることも重要です。メイン通路が自社ブースの背面に接する場合は、展示ブースの背面でも商品・サービスの訴求を行いましょう。

②取り扱う商品をわかるようにキャッチコピーをつくる

展示ブースのデザインには取り扱う商品の内容がわかるキャッチコピーを取り入れましょう。展示会には様々なニーズを持った人が来るため、自社の商品・サービスに対するニーズを持つ人に刺さる訴求を行うことが重要です。

例えば医療・健康に関わる会社の展示会があり、以下のようなニーズを持つ人が来場するとします。

  • ・外科で使うレントゲンの機械を探しにきた
  • ・産婦人科で使うエコー器具を探しにきた
  • ・介護用ベッドを探しに来た

外科で使うレントゲンの機械を探しにきた人に介護用のベットを訴求しても、その人が魅力的に感じることはないでしょう。産婦人科で使うエコー器具を探しにきた人に会社名で訴求しても、その人が興味を持つことはないでしょう。

特定の商品・サービスを求める人に訴求するには、会社名ではなく取り扱っている商品名、商品のメリットを簡潔に伝えることが重要です。

③他社と差別化できる展示ブースの配色を選ぶ

数十社から数百社が参加する展示会では、他社に埋もれない展示ブースを制作することが求められます。展示ブースの配色は自社のブランドイメージカラーを利用するか、違和感のない範囲で他社とは違う目立つ色を取り入れましょう。

例えば、医療系の展示会で白を基調とした展示ブースが多いのであれば、赤色や黄色などの暖色系を取り入れてみましょう。また、展示ブースの色は同系統に、フォントも統一することで、目を引くブースを作れるでしょう。

④各ブースの担当者に捕まりたくないという来場者のこころを理解する

展示会の来場者の中には「各ブースの担当者につかまりたくない」「自分の興味のある商品・サービスだけを自分から話を聞きたい」と考える人もいます。

そのような来場者は特定の商品・サービスを導入することを検討しながら展示会を回っているため、興味をもってもらわなければ自社の展示ブースに立ち寄ってくれません。

展示ブースの通路側に以下のようなものを置き、来場者の興味を引いてみても良いでしょう。

  • ・新商品
  • ・目玉商品
  • ・他社と差別化できる展示パネル

こちらから呼び込まなくても、「自然と来場者が寄ってみたい」と感じるような展示を心掛けましょう。

⑤照明でブースを明るくする

照明の暗いお店に入り、あまり良い印象を持たなかった経験はないでしょうか。照明の明るさで展示ブースの印象は大きく変わります。ここでは、明るい展示ブースで良い印象を与える工夫をご紹介します。

遠くから目立つように看板を照らす

広い展示会場で、自社の展示ブースから遠い通路を歩いている来場者にも目立つように看板を明るく照らすことは重要です。

来場者がふと上を見た時に、目に入るよう看板を照らしておくと、自社の認知につながり、展示ブースに来てくれるかもしれません。

展示ブース全体を明るくする

展示ブース全体が明るくなる工夫をしましょう。天井からライトを吊り下げ、展示ブース全体も明るくします。

展示ブースを明るくして、来場者の目に留まりやすく、展示ブースに訪れた人に暗さの不快感を与えないようにしましょう。

大型LEDビジョンを活用する

大型のLEDビジョンはブースを明るくするだけではなく、自社の商品・サービスの訴求にも効果的です。大型LEDビジョンは駅やショッピングモールでは目にすることがありますが、展示会での利用は珍しい方法です。あまり利用されていない大型LEDビジョンを導入することで他社と差別化にもつながるでしょう。

⑥展示ブース内の導線も意識する

看板のデザインや明るさの調整で展示ブースに来てもらう工夫を凝らした後は、展示ブース内の導線整理も行いましょう。

来場者が自社の商品・サービスを魅力的だと感じるために、展示ブース内の導線はとても重要です。

入りやすい展示ブースの3条件

来場者が入りやすい展示ブースは以下のような特徴を持っています。

  • ・出展している商品・サービスが一目でわかる
  • ・入り口がわかりやすい
  • ・展示ブースの中がよくみえる

出展している商品・サービスがわからなければ、来場者は展示ブースに興味を持ってくれません。自社が出展している商品・サービスが来場者に一目で伝わるようなブースを作りましょう。

来場者が自社の展示ブースを発見して、訪れるまでのスムーズな導線が重要です。入り口が分かりづらいと、来場者はどこに足を運べば必要な情報を得られるのかがわかりません。

引用元:株式会社地域新聞社「飲食店経営者様必見!初めてのお店を選ぶポイントとは?」

株式会社地域新聞社が初めての飲食店で入りづらいと感じるお店に関する調査を行いました。調査によると34.3%の人が店内がわからないとお店に入りづらいと感じています。

展示ブースのデザインでも同じことが起きると考えられます。34.3%の来場者が展示ブースの中が見えないことで入りづらさを感じ、自社のブースに訪れていないとすると、かなり大きな機会損失ではないでしょうか。

3つの点を意識した展示ブースで集客効果を高めましょう。

左回りの法則を意識したブース

前述した左回りの法則を展示ブースの中にも応用できます。左回りに法則に従い、商品・サービスの展示場所や商談席の場所を検討するのはいかがでしょうか。

以下は左回りの法則を応用した展示ブースのイメージです。

  1. 入り口
  2. 実際の商品・サービスの展示
  3. 商品・サービスの説明パネルやパンフレットの設置
  4. 商談席

この順番で来場者の目に入るように展示ブースを設計してみるのはいかがでしょうか。

目に留りやすい高さに商品を並べる

引用元:株式会社フィールドマーケティングシステムズ「ゴールデンライズ」

店舗で商品が目に入りやすく手に取りやすい場所を「ゴールデンライン」と呼びます。地面から85cm〜150cmの高さがゴールデンラインとされ、売上の9割近くが集中するそうです。

展示ブース内で自社の商品を並べる際は地面から85cm〜150cmのゴールデンラインを意識することで、来場者への訴求を強めることができます。

圧迫感を与えない通路幅

展示ブースの中で来場者に圧迫感を与えないようにしなければなりません。人の肩幅は45cm程度、一人が歩くのに必要な幅は60cm程度と言われています。展示ブースの中で来場者がすれ違うことも考慮すると120cm〜130cm程度の幅が必要です。

通路幅が広ければ来場者がストレスを感じることも少なく、展示ブース内の見やすさにつながります。

おわりに:展示会ブース、展示会用のパンフレット制作は、展示会経験の豊富な当社にお任せください!

出展した際のブースの様子

当社ではこれまで多くの展示会に出展してきました。最近では2022年4月6日から4月8日に東京ビックサイトで開催された「第5回 販促EXPO 春」に出展し、大きな成果を出しています。

当社は展示会の参加で培ったノウハウと自社の印刷技術を活かし、展示会ブースのデザインも行っております。展示ブースの装飾・デザインや展示会で使用するパンフレットの制作にお悩みをお持ちの方は、展示会への出展経験が豊富な当社に是非お任せください

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